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俳優指導者養成ゼミ2003 関連情報

ゼミ・レポート<2003年度>

●受講生アンケート:吉川ちゅー太 Up:2004/03/12
Q.何か新しいことがありましたか?自分について発見しましたか?どんなことが面白くて、何が嫌でしたか?あなたの意見を書いてください。

2週間にわたるゼミ、本当に有難うございました。ゼミが終わった直後から、今度は稽古のほうに忙殺され始めています(笑)。

今回、2週間という長きに渡り、色々な体験をしました。その一つ一つのレッスンは本当に密度が濃く、自分の中に起こる新しい感覚に毎日驚いていました。
同時に、この期間では到底味わいきることは出来ないであろうそれらの奥深さも感じ、新しい世界に触れた喜びや感動と、知ったことによって広がってしまった「こんなにも知らない」という焦燥感も大きく広がっていったように思います。

全て消化することなど不可能だと認識したとき(勿論このような世界に触れられたことそれだけでも、とてつもなく大きな一歩というか、財産なのですが)、自分は、具体的に何を得ているのだろうまたは得たのだろう、情報のシャワーを浴びるだけで、放してしまうのではなかろうか、という思いがムクムクと湧き上がってきました。

その答えは現場にありました。
芝居を見に行ったり、また自身が稽古に参加したりする中で、確実に何かが変わりはじめています。今まで盲目的に面白いと思っていたカンパニーの芝居が何か物足りないと思ってしまったり、自身の稽古のなかでとてつもなくスリリングな瞬間を体験したり。

面白いと感じる尺度が、自分の中で確実に変わってきたというか、はっきりしてきたというか。うまく言えませんが、体で感じる、真実を紡ぎ出すということによりフォーカスされてきたのではないかと漠然と感じています。

そしてその感じ方が、自分の中で確実に生まれ始めているというか。
これがこのゼミの成果だったのではないかと。

実は昨日、3月の芝居の稽古で、初めての通し稽古がありました。
終わったあと、ご一緒するのが2回目の役者さんに、「なんか、良くなったね。芝居の質が前回と変わった気がする」といわれました。自分では変えたつもりはなかっただけに、正直驚きでした。しかしよくよく考えてみると、上のようなことが自分の中でうごめいていて、その過程が形に表れてきているかもしれないなという思いに到りました。

まだどう化学反応していくか、自分でも分かりませんが、反応させるための原子を、体の中に宿して貰えたような気がしています。そしてその原子を、もっともっと磨く環境に身を置きたいという欲求が、ますます強くなっています。

「俳優指導者養成」のためのゼミなのに、多分に偏りのある感想になってしまいました。申し訳ありません。ただやはり、自分が感じて体得していくところからしか始まらないかなという気もしておりまして、役者の観点から言わせていただきました。

Q. ゼミは2004年度にも開催を予定しています。プログラムは今回と同じような感じになりますが、参加者としての視点で、次回のコースがこんなだったら受講生にはいいかもなどアドバイスがあれば教えて下さい。

講義の際、イギリスやフランスの演劇演劇学校の資料を見せていただき、大変興味深かったです。同時に、日本の演劇界の現状というか、それについてのレポートみたいなもの
(今動いている大きな流れや、公的養成機関がないのであれば代表的な劇団のそれの現状など)もあれば、今立たされている現状を比較対照出来ていいのではないかと思いました。

また、講義の内容とは離れてしまいますが、このゼミの存在をもっと多くの人に知って貰う必要がある気がしました。ゼミ現場やレポートなど、大変素晴しい内容であるのに、大勢ではないという歯がゆさは拭いきれません。だからといって具体的な案があるわけではないのですが・・・。根は意外と深いのかもしれませんね。


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