December 31, 2005

2005年を振り返って&2006年のこと

今日で終わる、2005年。
私にとっては「俳優養成元年」、とても思い出深い年となりました。
新国立劇場演劇研修所が開所、そこに携わることになったことで、
東京で仕事をする比重が大きくなりました。

実は秋口からずっと思案していて、この12月にばたばたと決まったのですが、
2006年の4月より東京へ住まいを移します。
活動の場も東京中心になります。

いずれ、また、京都には戻ってくるつもりですが、
数年はじっくり研修所の仕事に邁進しようと思います。
また東京でのコンサルタントやマネジメントの仕事などもどんどん展開しようと思っています。

このサイトの内容も、ここで提供できる情報も、来年の春には少し手を入れようと思っています。

みなさまにとって2005年はどんな年だったのでしょう。
どうぞ、良いお年を迎え下さい。

投稿者 川南 恵 : 04:27 PM | コメント (0)

November 29, 2005

【お知らせ】パネルミーティング「俳優修業のススメ」

パネルミーティング「俳優修業のススメ ?魅力的な表現者になるために?」が下記の予定で開催されます。

パネルミーティング「俳優修業のススメ」このパネルミーティングでは、私の企画した俳優養成の現場でのこと、新国立劇場演劇研修所での仕事でわかってきたこと、また今回のロンドンでの演劇学校調査などからの情報を抜粋し、まとめた資料を配布します(この会場での閲覧のみの資料もあります)。

午前中なので「冒険」な企画ですが、関西に在住の「もっとレベルアップしたい、でもどうしたらいいか?」と考えている俳優や演出家のみなさん、是非、足を運んでみて下さい。

日時:12月18日(日)10:00?12:00
場所:アトリエ劇研(京都市左京区下鴨塚本町1)
   *トリコ・Aプロデュース「他人(初期化する場合)」の舞台と観客席をお借りして行います。
入場料:1,000円(資料付き)

パネリスト:
・川南 恵 (新国立劇場演劇研修所 教務主任/ネットワークユニットDuo代表)
・杉山 準 (「劇研アクターズラボ」企画者/アトリエ劇研プロデューサー)

ゲスト:山口 茜 (劇作家・演出家・俳優/トリコ・Aプロデュース 代表)
進 行:田辺 剛 (劇作家・演出家/下鴨車窓 主宰)

主催:NPO劇研
共催:ネットワークユニットDuo
協力:トリコ・Aプロデュース/下鴨車窓

投稿者 川南 恵 : 03:59 PM | コメント (2)

October 13, 2005

京都に住んでいる意義

この4月から東京と京都の2カ所をメインに、行ったり来たりで仕事をしています。
大体東京1、京都3くらいの割合で滞在しています。
このような贅沢な環境で仕事をできるのも、
まずは関係者のみなさんのご理解があってこそできること。
そして、通信環境の格段の進歩、この2つによって実現できました。

様々な統計を見ても東京の次に演劇が盛んなのは、関西地域です。
京都、大阪、兵庫の3カ所を基点に、中部地方、中国地方、四国地方、
そして九州地方へネットワークを繋ぎやすいこの地に住む。

コーディネーターとして、プランナーとして、コンサルタントとして、プロデューサーとして、
東京在住以外のたくさんの方々に出会いたい。

私がここ京都に住み続けているのは、私という人材を「媒体」にして欲しいから。
私という人間を利用し、経由して、様々な情報のやりとりが生まれることを期待しているから。

それが、私がこの土地に住む意義だと思っています。

投稿者 川南 恵 : 10:52 AM | コメント (0)

August 22, 2005

秋以降の展開

一週間ほど夏休みを取っていました。
本を読んだり、映画をみたり、のんびりと過ごしたおかげで、仕事への意欲もわいています。

さて、秋は申請シーズン。
いくつかの申請案件、心して準備しようと思います。

また、主催事業としてはアーツマネジメントセミナーの第2弾を10月、11月に開催します。
今回は東京での開催です。詳しい情報や申込書は9月上旬にサイト上に掲載します。

新国立劇場演劇研修所の2学期や、平成18年度の入試の準備もあります。
秋から年末まではあっという間です。

投稿者 川南 恵 : 10:03 AM | コメント (0)

August 03, 2005

考える夏

夏、真っ盛りです。
毎年この時期は来年度の予算案、企画プランニングなどやらなければならない仕事が以外と多いものです。

現在の私の仕事状況は、請け負う数は削減しているのですが、1つ1つのボリュームは大きい。
その中でも後継者の育成、養成に関わることは最優先事項です。

新国立劇場演劇研修所のお仕事とは別に、
俳優指導者の養成や、俳優養成のプログラムに関する様々な企画も思案中。
あれも足りない、これも必要、ではいつ、どうやって、と頭をフル稼働させています。

一夏、プランニングの日々になりそうです。

投稿者 川南 恵 : 11:28 AM | コメント (0)

June 03, 2005

名刺の整理法

人と会うのが仕事なので、そのたびに名刺がどんどん増えます。
今までは名刺フォルダに整理していたのですが、
行政担当者やマスコミ関係の方はどんどん入れ替わるし、
そのたびに差し替えたりが大変で、どうにも整理がうまくいかない。

ついにローロデックスIRBC-600を買い、大整理しました。
移動されたり、転居されたりで無効になった名刺も捨てて、すっきり。

この整理法だと「この人とこの人を会わせたら」というアイディアも浮びやすい。
入れ替えも、ワンタッチでとても便利です。

投稿者 川南 恵 : 04:11 PM | コメント (2)

March 17, 2005

Noという責任

ちょっと前ですが、あるオファーがありました。
一見、聞こえのよい待遇ややりがいのある仕事のように聞こえるオファー。
でも、なんか引っかかります。
少し時間をかけて「引っかかる」点を解析しました。

私は何かを犠牲にしてまで自分の本当にやりたいことやポリシーを変えたくはない、だが、
本当にやりたいことのため、信念を貫くためには万難を排して望みます。
どの組織にも所属していませんから、何にも縛られない、
けれど、自分のすること(決断)への責任は自分でしか取れないことも知っています。

心に引っかかっていたのは聞こえの良いオファーに隠れた別の条件でした。
提示された条件以上に拘束され働く可能性大で、しかしギャラはそのまま、
なにより意志決定の権限がない。
それが見えたとき、心がNOと反応しました。

結局、そのオファーはお断りしました。

私たちの仕事は依頼があって成り立つことがほとんどです。
断ったら、次がなくなるのではないかという不安につきまとわれます。

でも本当に実力があってその人にしか出来ないことがあれば、必ず依頼はきます。
本当に怖いのは、Yesと引き受けてクオリティーの低い仕事を提供すること、
満足していない待遇なのにその不満を抱えて仕事をすること、なのです。

引き受けるにも、断るにも職業としての自信をもって望んでいきたいと思うのです。
断る勇気、必要です。

投稿者 川南 恵 : 10:40 AM | コメント (0)

December 30, 2004

2004年回顧

2004年は良い1年でした、今年の大きな仕事としては;

 2月「俳優指導者養成ゼミ」開催
 8月「新国立劇場俳優養成サマーコース」コーディネート
12月「俳優指導者養成ゼミ」開催

その他1・2月には前年秋の海外調査をまとめる「我が国の演劇研修の在り方に関する調査研究報告書」編集・作成作業、9月から12月にかけては恒例の助成金申請サポート作業などがありました。

振り返ってみれば俳優養成に終始した2004年でしたが、来年はさらに新国立劇場演劇研修所が始まります。今後、数年は「俳優養成」メインの仕事が続くでしょうし、東京と京都の行ったり来たりはさらに頻繁になると思います。どんな未来が待っているのか今からワクワクしています。

投稿者 川南 恵 : 09:28 AM | コメント (0)

December 02, 2004

スタンバイオッケーなんだけど、な

今年もあと1ヶ月を切りましたが、来年、私はどこでどんな仕事をしているかまだまだわかりません。年末や年度末にならないと予算などが決まらないからなんですが、「スケジュール、あけておいてね」と言われて1年位待つこともしばしば。自分で請け負う助成金などのアドヴァイスも成功報酬だし、本物のギャンブルする必要もないくらい、スリリングな毎日。

飽きっぽいし、停滞(沈殿)することが嫌いだし、住まいだってどこでもいい遊牧民体質だし。まあ、こんな生活が大好きだから楽しんでいますからいいんですけどね。早く年末にならないかしら。。

投稿者 川南 恵 : 01:13 PM | コメント (0)

November 02, 2004

うれしい誤算

ネットワークユニットDuoはこのサイトに業務の請け負い料金表をアップしています。

料金表をアップしたメリットは、私は「ここからはお仕事です」と明言でき、クライアントの方は私への要望を「より具体的に」できることです。そして私は「対価に見合った情報提供」に徹することができ、クライアントの方はもし自分でおこなえばその何倍もお金も時間もかかる情報を「あらかじめ了解した価格」で入手できます。

しかし正直なところ、当初は「こんなもの載せても仕事はこないだろうな」と思っていたのです。それまでの仕事の依頼は知り合いの方から紹介を受けてがほとんどだったので、サイトの情報をみての依頼がくるとは思っていなかったのです。

しかし実際は違いました。まず問い合わせが頻繁にくるようになりました。それも日本国内だけでなく海外に在住している方からのご相談もありました。内容によっては仕事としてお引き受けすることになりました。そして最近は始めからからお仕事としての依頼がくるようになりました。サイトに掲載してから8ヶ月、とてもうれしい誤算です。

投稿者 川南 恵 : 01:50 PM | コメント (0)

October 13, 2004

よく寝て、よく食べて、適度に仕事をする

私は枕が代わると2・3日はよく眠れないのたちなので、1泊出張の時はいつも寝不足ぎみになります。それでも仕事はきっちりこなさなければいけないので、宿泊場所には気を使います。予算内で、少しでも最適な宿を探すのもそれはそれで楽しいもの。先日はなかなか良いホテルに安くで宿泊できました。仕事の後のプライベートな時間をできるだけ快適に過ごし、良好なコンディションを保つことも質の良い仕事を提供するためには必要なセルフケアだと思います。

私にとっての良い宿とは、翌日の最初の打ち合わせ場所に歩いていける距離にあること、広い部屋であること、シャワーの出がいいこと、ホテル内やその近辺に素敵なレストランやカフェ、バーなどあること等々。宿泊当日、混雑していない場合にはホテル側が広い部屋にバージョンアップしてくれたりしますとさらに嬉しくなりますね。

投稿者 川南 恵 : 10:15 AM | コメント (0)

August 31, 2004

ハラハラドキドキ、のち、ホッ

昨年末からずっとコーディネーターとしてコレポンを進めていた契約が今朝、やっと終わりホッとしています。先方が外国の方で、長期夏休み中。なかなか最後のつめが進まなかったのです。この「ホッ」にはいつもちょっとしたご褒美を自分にあげます。美味しいお酒を買ってくるとか、デザートを奮発するとか大したことではないのですが、一仕事終えたという気分転換にもなります。

今日で8月も終わります。よく働いた8月でした。
明日からは9月。依頼された幾つかの仕事を平行して進めていますが、メインは「俳優指導者養成ゼミ2004」です。

新国立劇場俳優養成サマーコースで劇作家の井上ひさしさんや演出家の宮田慶子さんからその指導ぶりを絶賛された池内美奈子、山中ゆうりがみなさまをお待ちしています。
締切は10月1日(必着)です。

投稿者 川南 恵 : 11:41 AM | コメント (0)

August 29, 2004

請け負い料金改定します

先日のコラムにも書きましたが、9月1日より請け負い業務料金を改定します。

コンサルタントやコーディネートはなかなか規格が作りにくい仕事です。どこまでが「知りあい又はお友達としての助言」なのか、線引きがとても難しい。数年前まで、これらの作業に「ギャランティ」を発生させるのは困難でした。情報や紹介などは「タダ」と思っている方も多かったし、「持ちつ持たれつ」で「差し引きチャラにしてね」というお願いも多かったのです。しかし、それでは対応できないほど相談の内容が「専門化」し、且つ、私の時間を「かなり費やす」ことになってきてしまいました。相談に来られる方にとっては「1対1」ですが、私に取っては「1対数十」の対応なのです。

サイトに請け負い業務内容とその料金を掲載したのは、まず、自分自身のため、そして私のあとに続く人の為でもあります。明朗会計であれば、それを承知でお問い合わせしてこられる方と良好な関係が作れると思ったからです。

この仕事の対価を決めるのにも試行錯誤していますが、あまり前例のないものということで、何卒ご了承のほどお願いいたします。

投稿者 川南 恵 : 05:55 PM | コメント (4)

June 29, 2004

Yesの重さ

以前にも書きましたがコーディネーターの仕事の中に、海外コレポン、つまり「交渉先ーコーディネーターークライアント」という双方向のやりとりの間にはいってのやりとりがあります。

日本側がクライアントで、海外が交渉先の場合には、クライアントの企画の段取りや企画者の思考を交渉先に理解できるように整理、再編してあげて交渉することを心がけています。私の交渉先は欧米が主ですが、欧米人が理解できる段取りを取ってあげないと、交渉がもたもたとしてしまうからです。特に気をつけているのが「Yes」の使い方です。

私の経験上、欧米人は、Yesは「承諾」だと認識します。日本人のYesと重きが多少異なります。日本人の場合、Yesには「とりあえず」とか「気持ちとして」という意味も含まれている場合があるからです。

私は欧米人が一度、Yesと言ったことに対して、交渉先に何度も確認する必要はないと考えています。個人的な性格でとても物事を忘れっぽい方の場合をのぞいてですが、相手がYesと言ったら、その案件は承諾されたと理解して良いのです。勿論、その後、正式に契約書を交わさなければいけませんが。

海外の人がクライアントで、日本側が交渉先の場合は、この反対を気をつけなければなりません。海外クライアントに「だって彼はYesといったよ?」と言われないように、日本人のYesに加わっている不確かさを事前に説明しておきます。そして日本側にも気前よくYes と言わないように助言します。

このように2つの異なる文化の間に入ってやりとりをおこなっていく作業では、同じ言葉でも、含まれる意味が違うということを十分に説明し、そして補助するのがコーディネーターの仕事でもあるのです。

投稿者 川南 恵 : 05:06 PM | コメント (0)

June 10, 2004

ここから世界へつながっている

私はSOHOで仕事をしているのですが、人とお会いするとき、場所を京都芸術センター に指定することがよくあります。観光客で混雑する錦市場をぬけて、室町蛸薬師にあるセンターまで徒歩で8分、その南館1Fにある前田珈琲は、私の応接室みたいな場所になっています。仕事時間の3分の2を自宅で過ごす身には、この外出は気分転換として程良い距離で、私はこの環境にとても満足しています。

京都に住んでいて思うことは、海外とつながっている感覚が東京に住んでいたときよりも強くはっきりと感じられることです。京都芸術センターではレジデンスも含めた外国人アーティストが頻繁に出入りしているし、まちなかでは世界中から観光客が訪れ、また居住している外国人も多いこと、それらが日常的に体感されるからかもしれません。

今はコンピュータに向かっているだけで海外のあらゆる情報を入手できる時代になりました。どのような仕事でも最終的には「人と人が会って話をする」ことが必要ではありますが、それまでの様々な準備は電気さえ通っていればどこにいてもできます。日本に、京都にいながらにして世界中を相手に仕事がおこなえるのです。

イギリスから、フランスから、スコットランドから、アメリカから、ノルウェーから、東京から、その他沢山の国の人達が京都に住む私を経由して、またどこかへつながっていく。舞台芸術のコーディネーターとして京都に拠点を構える、これはとっても贅沢なことなのかもしれません。それに「from Kyoto」という口上は外国の方にはたいそう魅力的に感じられるようなので、ちょっぴり自慢にもなりますし、ね。

投稿者 川南 恵 : 02:24 PM | コメント (2)

June 07, 2004

英文を書くことに慣れる

私は英文作成が大嫌いでした。英会話はともかくとして、英語で文章を作成することが本当に苦痛でした。しかし、嫌でも仕事で使わなければなりません。泣きたい気持ちで書いていた時期もありました。

でも、今はそれを仕事の道具(ツール)として使っています。決して文法的に正しい英文を書いてはいませんし、高度な文章作成の能力は今もありません。でも、仕事として支障なくやりとりがおこなえます。今でも、英文作成は好きではありませんが、嫌いではなくなりました。私は実際の作業、経験を通じて英文を書くことに「慣れ」たのです。

必要に迫られて英文を書かなければならない方は、とにかく英文を書く時間を頻繁につくることが絶対必要です。

海外とのコレスポンダンスの仕事をしていると、よく使う文章が沢山あります。相手からきた文章を参考にもできます。これを自分の頭脳とコンピュータにストックしていき、書ける英文のバリエーションを増やしていきます。さらに、そのストックを組み合わせて使うことによって英文作成の技術を向上させていきます。英文を書くことと読むことを繰り返しおこなうこと、「慣れること」が上達の近道だと思います。

私は辞書検索ソフトをコンピュータにのせ、沢山の電子辞書をのせて使っています。特にいろいろな実務的な例文が沢山のっている「ビジネス技術実用英語大辞典(日外アソシエーツ)」はお奨めです。

投稿者 川南 恵 : 04:33 PM | コメント (0)

June 06, 2004

海外へ留学したいと思へど。

今年も多くの演劇関係者が留学を希望し、助成金申請をするためのサポートの依頼を受けています。クライアントの方々は大体「なになにを研修したい」とハッキリしている方と「海外に留学してみたい」という方の2つに分けられます。

研修先がハッキリしている方のなかでも「どこどこのだれだれのところで」まで明確な場合は、こちらとしては大変仕事はやりやすい。私は研修計画の整理や申請書の書き方や研修先とのやりとりを粛々とおこなえばいいだけです。

「海外に留学したい」という憧れを語る方の場合が、なかなかの大仕事です。その憧れをヴィジョンに、ヴィジョンをプランに落とし込んでいく作業をお手伝いしていくのですが、ご自分が「何をしたいか、何を知りたいか」を自分自身に確認する作業がとても時間がかかるのです。具体的に研修先が浮かばないクライアントには「どこにいきたいか」ではなく「なにを学びたいか」を明確にしていただくことが大変重要です。

面談していく過程で、クライアントによってはまだ「留学できる」準備ができていないことを発見してしまうケースもあります。それはご自身の現場での経験不足であったりしますが、その場合ははっきりと「今年の申請は取りやめて、もう1年、ゆっくり思考する時間を作ること」を薦めています。

私はクライアントに対して簡単に海外留学をお奨めしません。
クライアントが今後どのような演劇活動を行っていくか、それに留学は本当にプラスになるのかをじっくりお話します。自分自身がどのようにステップアップ、キャリアアップしていくか、海外留学はその方の人生の中の単なる1つの選択肢であることを伝えていきます。日本の舞台現場での経験が全くなく、直接外国で教育を受けて日本に帰国する場合、日本のやり方に順応できず、仕事が出来なくなる場合もあるからです。

憧れを持つことはとても素敵なことです。しかし、研修先とのやりとりや助成金申請といったことを通じて「他者にそれを伝えていく」ためには、たくさんの思考する時間と具体的な言葉が必要だということを理解していただかなければなりません。その上で、具体的な行動に移していただくことを応援する。これが海外留学サポートの仕事なのです。

投稿者 川南 恵 : 02:16 PM | コメント (0)

April 07, 2004

ゆるゆると仕事をする

4月にはいって、のんびりと仕事をしています。

毎年3月は「年度末」であるが故に、どうしても多忙になってしまいます。確定申告も、各事業の清算や報告書書きも、そして年度最後の駆け込みの事業なども、どんどん仕事が重なっての過密なスケジュールをこなさなければなりません。

会社勤めではないSOHOで生計を立てている身としては、仕事のスケジュール調整は自分でおこなわなければなりません。私はいつも毎日やるべきことを自分の仕事時間の60%で予定を入れていきます。そこに日々行われるコレスポンダンス作業などが入り、結果として、毎日の仕事時間は80%まで埋まります。できるだけ100%では仕事をしなくていいように調整する努力をしています。なぜなら不意にはいってくる仕事やアクシデントの為にその位は空けておく「必要」があるからです。プロしての心がけだと思っています。

それでも、どうしても仕事がかぶってしまい、100%、いえ120%の詰まり具合になってしまうことも年に1度位はおこってしまいます。この2月から3月がそうでした。

4月は新年度ということで、まだいろいろな企画が動き始めていません。ようやくゆとりをもって仕事をこなすことが出来て、ほっとしています。どんな分野の仕事でもそうですが、定期的に、身体や脳の緊張を解いて十分にゆるめることは「質の良い仕事を提供する」ために必要不可欠なことですね。

投稿者 川南 恵 : 11:14 AM | コメント (0)

March 21, 2004

留学制度/研修制度のサポートについて

文化庁の新進芸術家海外留学制度と国内研修制度に関してですが、今年度の申請サポートの依頼がすでに来はじめました。

この制度は毎年6月に文化庁からの募集要項が出されますが、海外留学の場合は、そこから準備をはじめると申請に間に合わないことになります。なぜなら、研修先に希望しようとする相手先が7月8月はバカンスのシーズンに入りますから連絡が取れないことになるからです。日本と異なり、バカンスは長いお休みになりますので、手配ができなくなります。ですから、研修先の交渉は原則として7月以前に完了していなければなりません。

募集要項は制度自体の改正がないかぎり、毎年内容には大きな変更はないですから、
依頼者には前年度のものを使用して「遅くとも4月から」準備をはじめていただいてます。

申請サポートの手順としては依頼をいただいた方と面談し、申請のお手伝いをお引き受けする場合には簡単な覚書を交わして作業に入ります。

今年も早速作業を開始しますが、
もし、このコラムをごらんになって申請サポートを依頼されようと思われる方は「4月末までに」ご連絡下さい。

5月以降に申し込まれても、申請への準備期間が短すぎるのでその年の申請のお手伝いはお引き受けできません。

以上のことを充分ご理解いただいて、お問い合わせ下さい。

投稿者 川南 恵 : 09:17 AM | コメント (0)

January 22, 2004

コレポン

私の仕事のなかに「コレポン」という分野があります。
「コレポン」とは英語の correspondence の略であり、通信や文通など、文書をやりとりすることで、海外の取引先と主に英文の手紙やメールでコミュニケーションを行うことを指します。舞台芸術コーディネーターの仕事としての「コレポン」とは日本に誰か芸術家を招へいする企画や、日本の芸術家の海外公演、海外の芸術家の来日公演などの交渉ごとをすることです。主催企画の場合もありますが、主にクライアントの依頼を受けて連絡作業をおこないます。「交渉先ーコーディネーターークライアント」という双方向のやりとりの間にはいり、やりとりをおこないます。

この海外とのやりとり、1990年代では電話やfaxがメインだったのです。電話の場合、時差を考慮して、先方の営業時間にかけなければなりませんから、「夜の6時から翌朝2時までが仕事の時間」、なんてこともありました。そんな場合でも、翌朝の10時からは日本のクライアントから電話がかかってきたりしますので、2時の仕事終了後にぱっと寝てしまう必要がありました。

今はやりとりのメインはe-mailです。e-mailのおかげで「コレポン」は大変便利になりました。日本時間で夕方その日の仕事の終わりまでにメールを作成し、先方に送っておく。そうすると翌朝、こちらが仕事をはじめようとコンピュータのスイッチをつけ、メールチェックをすると先方からの返事が来ているという具合です。

便利にはなりましたが、「コレポン」にはいつもスリルがつきもの。
特に、必要な情報を締切までに入手したい場合に、相手からなかなか返事がこない。こんなことは海外との交渉ごとにはつきものです。はらはらしながら、毎日のように催促のメールを送るのも仕事のうち。朝、メールでの念願の返信をみて「やったー」と思うのもコーディネーターの仕事の醍醐味でしょうか。

「コレポン」は地味な作業です。要領を得た文章を書くテクニックも必要です。「こんな交渉に対応する上手い言い回しの英文集」なんてお手本はないので、実際の仕事で様々なケースに対応しながら上手くなっていくものだと思います。
「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」見たいなものですね。

投稿者 川南 恵 : 11:21 AM | コメント (0)