February 07, 2005
Motleyについて:思考の言語化
Motleyで驚いたことは、生徒達がたくさん「書く」ことです。
ドローイングは当然ですので、そのことではありません。
「文字」をたくさん書くのです。
彼らはデザインの思考過程を「言語化・文章化」するのです。
リサーチの経過やそれに基づいたアイディアを言葉で、そして勿論スケッチで、どんどんノートに書き込んでいく。文章とともに素材見本や参考になる写真の切り抜き貼り付けたりして、リサーチノートはものすごく分厚いものになっていきます。そんなノートが1つの課題で数冊にもなる生徒も。特にMotleyだからそう指導されていたわけではないのです。他のデザイン学校でもそうでした。彼らはそれ以前の教育で、そのような学習方法を身につけていたのです。
私は英語の問題もあって当時はそこまで丹念に文章化できなかったのですが、今思い返してみて、たとえ、デザインという分野でも自分自身の学習の過程を記録していくことは大変重要でかつ有効な手段だと思います。
この方法だと制作過程が第3者にも「具体的に目に見え」るので、途中でアイディア修正がしやすいという利点もあります。どんな小さなアイディアでも曖昧な状態で頭脳に入れておかず、目に見える形にして、そのつど明確にしておく。そうした膨大なストックの果てに、そのデザイナーの個性や感性が浮かび上がってくるのだと思います。
投稿者 川南 恵 : February 7, 2005 10:26 AM