July 05, 2004
ある達成感
せつこのロンドン演劇留学レポート、更新しました。
藤野節子さんは文化庁平成15年度新進芸術家留学制度で昨年9月からロンドンに1年間の留学中です。留学先にマイズナー・テクニックを教えるインパルス・カンパニー、あと1名の俳優に師事し、演技の技術について研修しています。
海外のコースは大体9月から7月上旬で1年としています。藤野さんも今、1年間の課程を無事終了し、ほんとうにほっとしていることと思います。
留学生活にはタフな精神が必要です。
1人前の大人が外国の地ではまるで小学生のような体験をしていく、そんな毎日はストレスの連続です。言葉や文化、生活習慣の違いの中で1つの目標に向かって勉強していくには、慎重さと大胆さ、謙虚さと自己主張の強さ、集中力とリラックスといった相反する能力が求められます。銀行口座1つ開設するにも、修理一つ頼むにも、日本に住んでいる時のようにはいきません。
レポートは毎週届けてもらうようにお願いしていました。しかし、月日が経つにつれ、だんだんと届く間隔があいてきました。なぜなら藤野さんがロンドン生活に慣れてきたから。今の自分の生活に100%集中していることが毎日の生活を多忙にしていきます。そしてこれは私にとっても嬉しい事なんです。
留学から10ヶ月、1つの目標をクリアしたその達成感は体験者にのみ与えられたご褒美だと思います。「コース、終わったよ!」という報告を聞き、私自身の過去の記憶が甦ります。あの達成感を一緒に味わうことができる幸せを感じます。
投稿者 川南 恵 : July 5, 2004 09:53 AM