<< 【お知らせ】芸団協セミナー2004 in 京都 | コラムトップに戻る | 夏越祓 >>

June 29, 2004

Yesの重さ

以前にも書きましたがコーディネーターの仕事の中に、海外コレポン、つまり「交渉先ーコーディネーターークライアント」という双方向のやりとりの間にはいってのやりとりがあります。

日本側がクライアントで、海外が交渉先の場合には、クライアントの企画の段取りや企画者の思考を交渉先に理解できるように整理、再編してあげて交渉することを心がけています。私の交渉先は欧米が主ですが、欧米人が理解できる段取りを取ってあげないと、交渉がもたもたとしてしまうからです。特に気をつけているのが「Yes」の使い方です。

私の経験上、欧米人は、Yesは「承諾」だと認識します。日本人のYesと重きが多少異なります。日本人の場合、Yesには「とりあえず」とか「気持ちとして」という意味も含まれている場合があるからです。

私は欧米人が一度、Yesと言ったことに対して、交渉先に何度も確認する必要はないと考えています。個人的な性格でとても物事を忘れっぽい方の場合をのぞいてですが、相手がYesと言ったら、その案件は承諾されたと理解して良いのです。勿論、その後、正式に契約書を交わさなければいけませんが。

海外の人がクライアントで、日本側が交渉先の場合は、この反対を気をつけなければなりません。海外クライアントに「だって彼はYesといったよ?」と言われないように、日本人のYesに加わっている不確かさを事前に説明しておきます。そして日本側にも気前よくYes と言わないように助言します。

このように2つの異なる文化の間に入ってやりとりをおこなっていく作業では、同じ言葉でも、含まれる意味が違うということを十分に説明し、そして補助するのがコーディネーターの仕事でもあるのです。

投稿者 川南 恵 : June 29, 2004 05:06 PM

コメント

コメントしてください

コメント登録機能を利用するには、TypeKey トークンを設定してください。