<< 秋は申請の季節 | コラムトップに戻る | お奨め本「話す権利」/ヴォイス・トレーニング >>

November 12, 2003

RNTの「三人姉妹」

10月に仕事で10日間ロンドンに行きました。
ロンドンは私が1990年7月より3年半暮らしていた街です。帰国後もちょくちょく仕事で行き来していますが、今回の滞在は2年半ぶり。久しぶりのロンドンは前回渡英したときよりもさらにお洒落に、そして物価高の街になっていました。

ロンドンでの楽しみはなんといっても観劇です。2年半前の滞在中にはロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)で当時話題のプロダクション「This England The Histories」というシェイクスピアの薔薇戦争8作品を全部見ることができました。
1週間で8本です。。。(笑)土曜日には朝11時から夜の11時まで劇場にいて、「ヘンリー6世パート2」「ヘンリー6世パート3」「リチャード3世」を見ました(笑)
歌舞伎の「忠臣蔵」の昼夜興行を見る感じですね。

今回は芝居は控えめに2本だけ見ました。
演目はドンマー・ウエアハウスでジョン・オズボーン作「ザ・ホテル・イン・アムステルダム」、ロイヤル・ナショナル・シアター(RNT)のリトルトン劇場でチェーホフ作「三人姉妹」です。

「三人姉妹」は批評がまっぷたつに分かれていて、どうしようか迷ったのですが、演出家のケイティ・ミッチェルとデザイナーの日本でもtptでお馴染みヴィッキー・モーティーマーということで友人と連れだって見に行きました。いやー、素晴らしいプロダクションでした。女性演出家だからなのか、姉妹の関係性や女性の心理描写が繊細で豊か。美術のバランスも空間処理の仕方も抜群でした。そしてさらに感心したのは若い俳優がとてもうまかったことです。パンフレットに載っている彼らの経歴を見るとRADA、LAMDA、Webber Douglas, Central School of Speech and Dramaなど優秀な演劇学校の出身者なのです。これらの学校で3年間みっちり専門教育を受けた若い俳優達に支えられている英国演劇界をあらためて羨ましいと感じた舞台でした。

優れた俳優を輩出している英国の演劇学校とはどんなものなのか。
この話題もここで随時取り上げていきたいと思います。

投稿者 川南 恵 : November 12, 2003 09:01 PM

コメント

コメントしてください

コメント登録機能を利用するには、TypeKey トークンを設定してください。